ポリエチレンタンク劣化診断(FT-IR)

■設備保全、設備投資予算のデータとして活用できます

■グラフデータをもとに5段階に分けて診断し報告

■お客様でも簡単なサンプリングで診断可能

FT-IRとは

Fourier Transform InfraRed spectrometer(フーリエ変換赤外分光光度計)の略称です。

特定波長の赤外線を吸収する化学構造を読み取り、データ処理を行うことで化学物の含有度合いなどを測定します。

当社ではポリエチレンの劣化時に見られる「カルボニル基」の含有度を測定。
採取したデータと基準時から算出した値でタンクの劣化状況を診断します。
現在までの蓄積データとお客様のご使用状況を加味し、総合的な診断結果として報告させて頂きます。

 

サンプル比較グラフ

【新品の状態】

①②③の三箇所に山が現れるのがポリエチレンの特徴です。

【劣化状態】

Aに山が現れるのがカルボニル基含有の特徴です。グラフと計算式により(A-B/(C-B)=ピーク強度比となります。

FT-IR診断のサンプル採取について

※対象製品の表面に多少の擦り傷がつくことをご了承ください。

①サンプリングペーパーの請求

②対象製品表面からサンプル採取(対象表面を擦る)

③サンプリングペーパーの返送

④報告書提出

 

※FT-IR計測器は物質の波長を測定する機器ですので、ホコリなどの不純物が含まれていると、正確に測定できない場合があります。
採取される製品の表面を水洗い、ウェス等できれいに清掃を行ってください。


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